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栃尾の油揚げ

image  私が栃尾の油揚げを知ったのは、通勤途中の車の中。鈴木杏樹さんがラジオで栃尾の油揚げを使った料理を紹介していた。いや、何かの料理を作るのに、栃尾の油揚げを使っていたという方が正しいかもしれない。栃尾の油揚げってどんな油揚げなんだろう、嫁さんが新潟県三条市の出身なので聞けばわかるかなと思って、頭に残っていたのだ。

 その晩、行きつけの寿司屋に行き、フッと今日のおすすめメニューが手書きで書かれたホワイトボードを見ると、「栃尾の油揚げ」とある。あるもんなんだあ! とびっくり。そういえばこの店のマスターも新潟県三条市の出身だったはず。即座に注文してしまった。

 出てきたのは、こんがりと焼かれた厚みのある油揚げ。表面がカリッと色よく焼かれていてしょうが醤油で食べるととてもおいしい。普通の油揚げの中の白い部分が3cm位の厚みになっているといった感じの油揚げだ。酒のつまみにぴったりだ。聞けば、新潟県出身のマスターも以前は知らなくて、テレビで知ったという。三条市と長岡市栃尾って結構近くなのに、地元の名産はいつでも食べれると思うととりたてて食べないものかもしれないと思った。


栃尾の油揚げはなぜジャンボ?

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 栃尾に、火伏せの神様である秋葉三尺坊大権現(秋葉神社)があります。秋葉神社は江戸の中期頃はたいへん有名で佐渡や今の群馬県、福島県などからもお参りにくる人たちがいました。その人たちのお土産として考えられ作られた物という説があります。

 また別の説としては栃尾の馬市から生まれたとも考えられています。 江戸中期頃栃尾には越後の三大馬市に数えられる馬市が開かれていました。商売が成立すると、売り手と買い手の間で、契約したという印にお酒をくみ交わし、その時の酒の肴に、手づかみで豪快に食べられる物としてつくられたという説もあります。

 今は栃尾市は長岡市に合併されましたが、昔は神社や馬市で盛んな土地だったのでしょうね。この珍しい栃尾の名産を世に広めようと栃尾の油揚げ屋さんは積極的に全国にPRして有名になりました。

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栃尾の油揚げのレシピ

 栃尾の油揚げは鍋で低温と高温の2つの鍋で一度ずつ揚げるので、中身までふっくらと揚がるそうです。厚揚げとは違い、あの中の白い部分のふわふわ感は不思議な味わいです。

 栃尾の油揚げはそのままカリッと焼いて生姜、大根おろし、ねぎ、からしなどを添えて食べてもおいしくいただけます。その他、いろいろな具をはさんで焼く、たとえば納豆やポテトなどをはさんで焼いてもおいしくいただけます。煮物に入れてもいいですね。栃尾の油揚げ屋さんのホームページにとてもたくさんの変わったレシピが掲載されていますので、それを参考にすると、また別の味わい方ができそうです。

 新潟に行く人がいると、「栃尾の油揚げを買って来て!」と頼んで買って来てもらうようになりました。あの周りのカリッと感が味わいたいので、我が家では焼いて食べることが多いです。油揚げを焼いているのを忘れて、真っ黒になる寸前の所まで行くことがよくありますが。

 いつも頼んで買ってきてもらっていた栃尾の油揚げ。近所のスーパーで売っているのに気がつきました。「ウッソー!」ともうびっくり。いつから売っていたのでしょうか。しかも、新潟で買うと250円するのが、198円で売っているのです。

 そして、もう一つおいしい食べ方をみつけました。横にして切れ目をいれ、中にねぎとかつおぶし、そして冷蔵庫にあった明太子をいれて焼いてみました。ただ焼くより、とてもおいしかったですよ。

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